リサの瞳の中に~主役の演技が上手いから引き込まれる~

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11日の土曜日はOBP円形ホールで催されている「リサの瞳の中に」を鑑賞しに行ってきた。
この公演は、劇団往来さんの第47回公演で、本作は2000年の初演以来17年ぶりの上演だそうだ。
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原作はセオドア・アイザック・ルービンで、彼は1923年生まれの現在94歳で、アメリカ精神分析学研究所所長として臨床に取り組む一方、精神障害に光を当てるフィクション、ノンフィクションを多数執筆しているとのことだ。そして、原作をアメリカでの演劇用に変えられた作品を、日本語に翻訳して、しかもアメリカでの作品にできるだけ忠実に上演するため、一部スラングがあると断られた。
そて、物語は、裕福な家庭に育ちながらも誰にも心を開かない少年デイヴィットと二つの人格が共存する孤児のリサとの心の交流を描いた作品である。
デイヴィットは人に体を触られると死んでしまうと思い込んでいる発達障害の少年で、そのため、両親が同じく発達障害の子供達が過ごす全寮制の学校に入学させることになった。
その学校で発達障害の生徒たちと過ごすうちに二つの人格が共存し、また少し変な話し方をするリサと出会い、興味を抱き始めた。元々、彼は知能指数も高いことから、彼女を巡る周りの人達を分析するようになった。
そして、学校生活、というよりリサとその周辺の交流生活に馴染んで、彼なりに楽しく過ごしたある日、いつまでたっても症状が治らない彼の両親は彼を自宅に連れ戻したのである。
ただ、自宅での生活は居心地のよいものではなかった。すなわち、学校生活を通して彼はより客観的に物事を見る目が養われたのか、随分と成長をしていた。そんな彼にとって自分のことを分かってくれない両親と暮らすことは苦痛そのものであった。
その結果、彼はまた学校に戻ってきた。そして、校長が彼の両親を説得して、学校生活いやリサとその周辺の交流生活ができることになった。
そんなある日、リサが仲間にからかわれて学校を出て行ったのである。みんなでリサを探し、男達に乱暴をされそうになっていた彼女を見つけ優しく声をかけるデイヴィット、すると、彼女の中で何か変化があったのか、話し方が正常になった。のみならず、もうひとつの人格が消えたような感じになった。
その後、デイヴィットは大学に進み、さらに精神科の医者になったという説明で物語をジ・エンド。
リサのその後が気になったが説明がなく、モヤモヤ感が残ったが、良い作品だった。
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そう思うのはデイヴィットを演じる濱田亮平さんの演技が上手かったからだろう。


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