ハーグ条約の批准と友好的解決~偶然と必然~
3日は昼過ぎからクライアントと打ち合わせをした後、地下鉄で谷町九丁目まで行き、大阪国際交流センターで開催されている、大阪弁護士会、総合紛争解決センター、日本仲裁人協会共催の「ハーグ条約の批准と友好的解決-外国人に利用される国際家事調停を目指して-」というシンポジウムを聞きに行ってきた。
13時半からの開催ではあったが、会場に着いたら16時を回っていたので基調講演は拝聴できず、パネルディスカッションが始まっていた。
ここで、座ろうと前の人を横切ろうとすると、その人はなんと司法試験浪人時代に大学で教えて頂いていたI弁護士だった。もちろんI弁護士とは今でも交流があるのだが、こんな風に偶然横並びで再会するとは思わなかった。まあ、I弁護士は渉外弁護士だからハーグ条約の問題に当然興味があるに決まっているどころか、後で聞くと子供の連れ去り案件でアメリカ在住の人からの弁護を受けた経験もあるので、この場で再会するとしてもそれは必然的なことではあるのだが。
パネルディスカッションの方は、途中からであるため最初は何を言っているのかは分からなかったが、次第に議論が進み、調停の在り方のところの話になると分かってきた。
3月末の時もそうだが、日本の調停のほとんどは別席調停だが、比較法的に見ると同席調停が多く、国際家事調停においても同席調停で行うべきであるし、そのためのトレーニングが必要という意見が多かった。そのためには、調停委員が上から目線で話したり、偉そうに説教じみてはならないよう気を付けなければいけない旨を言われていた。
確かに、その通りだが、そのためにはトレーニング以前の人選も重要になるのかなと感じた。
パネルディスカッションが終わり、質疑応答が行われた。この時ある方が質問をされたのだが、この方は東京の立川市の調停委員だとか。土地柄アメリカ基地が近くにあり、米兵(父親)が本国に帰る時に、日本人女性との間に出来た子供を連れて帰ることもよくあると言われていた。わざわざ大阪まで来るなんてと思ったら、こういうことがあるから聞きに来たんだと感心をした。
他にも質問があり、問題意識の高さを肌で感じた。中には質問の答えとしては不十分なものもあったが、それはまだ運用されていない以上分からない面があるので仕方がないのかもしれない。
終了後、I弁護士は接見があるため2,3言葉を交わすだけでお別れをした。
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